【北加伊道】「北海道」を名付けた幕末の北方探検家・松浦武四郎(まつうらたけしろう)【静嘉堂文庫美術館】

【北加伊道】「北海道」を名付けた幕末の北方探検家・松浦武四郎(まつうらたけしろう)【静嘉堂文庫美術館】

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【北加伊道】「北海道」を名付けた幕末の北方探検家・松浦武四郎(まつうらたけしろう)【静嘉堂文庫美術館】

北海道の地名は「札幌」をはじめ、アイヌ語由来であるケースが多いんですが、「北海道」もまたアイヌ語からきているということをご存知でしたか?

名付けたのは、幕末の北方探検家として知られる「松浦武四郎(まつうらたけしろう)」(1818年-1888年)です。

松浦は、現在の三重県松阪市出身で、幕末から明治時代の始めにかけて当時、蝦夷地と呼ばれていた北海道や樺太、北方領土の国後(くなしり)島や択捉(えとろふ)島を13年間で6回にわたり実地調査しました。

調査の過程でアイヌの人々と交流を深め、「この国に生まれた者」を意味するアイヌ語「カイ」から蝦夷地を「北加伊道」と名付け、その後「加伊」が「海」となり「北海道」となりました。

北の地で古来より暮らしてきたアイヌの人々に対してリスペクトがあったからこそ、名付けられたんですね。

その後も、亡くなる前年まで全国を遍歴し、著述の日々を送ったとされている松浦は、考古物のコレクターでもありました。日本各地で収集したコレクションは900点にものぼり、これらは死後、東京都世田谷区にある「静嘉堂(せいかどう)文庫美術館※」に寄贈されました。

※三菱商事の2代社長・岩崎弥之助と4代社長・岩崎小弥太の父子2代によって設立

同美術館では今月5日(土)より、松浦のコレクションの中から特に貴重なものを選び100点を超える展示を行っています。古墳時代の翡翠の勾玉(まがたま)や古鈴、北海道の様子を著述した著書など、当時の北海道の様子を知ることができます。

松浦は、晩年には浮世絵師として「北海道人」という雅号で錦絵「千島一覧」を描いたそうですよ。生涯、北海道を愛してくれたんですね。

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[highlight]「幕末の北方探検家 松浦武四郎」概要[/highlight]

日時:2013年10月5日(土)~12月8日(日)

場所:東京都世田谷区岡本2-23-1 静嘉堂文庫美術館

入館料:一般800円/大高生500円(20名以上団体割引)/中学生以下無料

[box type=”shadow” ]【北加伊道】「北海道」を名付けた幕末の北方探検家・松浦武四郎(まつうらたけしろう)【静嘉堂文庫美術館】

引用元:http://www.seikado.or.jp/

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[highlight]参考URL[/highlight]

静嘉堂文庫美術館

photo credit: bertrudestein via photopin cc